軽バンの屋根にソーラーパネルを設置してみた

サンバーバン軽貨物キャンピングカーDIY

【YouTubeチャンネル紹介】

いよっち
はじめまして、いよっちと申します。 2020年12月に30万円の軽貨物商用車・2007年式 スバル・サンバーバンを購入。 DIY初心者がサンバーの整備や キャンピングカーへ改装して車中泊しながら旅をしていく物語を動画にしています。 このチャンネルでは、車中泊・旅・キャンプ・DIYなど、いよっちの好きが詰ったチャン...

 

こんにちは、いよっちです。

今回は車中泊用軽バン(2007年製サンバーバン)の屋根に、ソーラーシステムをDIYで取り付け、2023/6月、現在進行中。全行程を随時アップデート、忘備録として記録していきます。よろしくお願いいたします。

 

ソーラーパネル取り付け車両はこちら。

▼2007年製(平成19年) スバル サンバーディアスバン(TV2)AT 4WD

 

用意したもの

ルーフキャリアの上にソーラーパネルを設置していきます。使用した資材は下記内容となります。

 

固定金具

・両サドルバンド

・6角ナットM5×20

・6角ナットM5×16

・ワッシャーM5×16

・ワッシャーM5×12

 

発電システムは、ソーラーパネルからの電圧を自動コントロールしてくれるチャージコントローラーと大型トラックのバッテリー、コンセント付きのインバータから家電を使います。

サンバーの屋根に取り付けたソーラーパネルから延長ケーブルを経て、車内にトラック用巨大バッテリー、チャージコントローラー、インバータのソーラーシステムを取り付けます。

 

・ソーラーパネル→ ・チャージコントローラー→ ・バッテリー→ ・インバーター→ 家電が使える。このようになります。

 

今回のソーラーシステムは300Wまでの家電製品が対象です。

300Wはスマホ、モバイルバッテリー、ポータブル電源、扇風機、車内照明、車載冷蔵庫、家庭用テレビ、1人~2人用電気毛布などを充電、動かせます。

ソーラーパネル

カナディアンソーラー 太陽光パネル 34.4V単結晶320w 型番CS3K-320MS

1枚¥12320(税込み)で購入。

 

▼メガソーラーなどに使われている320Wのソーラーパネル。ソーラーオフさんがヤフーオークションに出品している物を落札しました。

▼ソーラーオフ公式ホームページからも購入できます。

パワーコンディショナーや太陽光パネルの通販 | ソーラーオフ (solar-off.com)

逆流防止コネクターを取付けました。

 

ルーフキャリア

タフレック ルーフキャリア PH238B サンバー TV2用 黒塗りスチール製6本脚

チャージコントローラー

レノジー40Aのチャージコントローラー。最大ソーラー入力電力520W。

ソーラーオフで購入したソーラーパネルが320Wなので40Aタイプを選択。

RVR20   RVR40    RVR60

定格バッテリー電流20A40A60A
定格負荷電流20A20A20A
最大バッテリー電圧32V32V9V – 70V
最大ソーラー入力電圧100 VDC100 VDC150 VDC (25°C), 145VDC (-25°C)
全体寸法210 x 151 x 59.5 mm238 x 172 x 77.3mm285 x 205 x 102mm
重量1.4kg2.0kg3.6 kg
最大ソーラー入力電力12V260W520W800W
最大ソーラー入力電力24V520W1040W1600W
最大ソーラー入力電力36V××2400W
最大ソーラー入力電力48V××3200W
2023/4/13追記
走行充電器
上記のソーラー発電の管理と、さらに走行充電ができます。走行充電のみの運用も可能。

取扱説明書

チャージコントローラー⇔バッテリー間接接続用延長コード

チャージコントローラーからバッテリーまでのケーブルの選定・計算方法は、例えば上記ソーラーパネルの最大320W発電したとして、購入したリタイムのバッテリー400Ahの作動電圧が12.8Vなので、320W÷12.8V=25A。KIVケーブルの許容量をみると3.5sqあれば十分。

▼許容電流早見表

許容電流 - 電線の知識 - 電線・ケーブルの購入なら電線館.com
通信・電力・音響などのケーブルや電線、LAN、同軸ケーブルまで取り揃えております。

 

ソーラーパネルから出ているケーブルは3.5sqなので、チャージコントローラーからサブバッテリーまでのケーブルも3.5sqに合わせます。

▼3.5sqケーブル

バッテリー

GSユアサ PRX-130F51高性能大型車対応バッテリー

 

2023/4/13追記

当初は上記のバッテリーを検討していましたが、過充電するとガスが発生する場合があり、車中泊中に死亡した事例がありました。発火やガスが発生しない安全なリン酸鉄リチウムイオン電池に変更しました。

円安によるバッテリー価格の高騰で海外から直接輸入する方法も考えてましたが初期不良、万が一故障した際に、海外輸入品は返品の手間や言語の問題により、日本国内のアマゾンや楽天、メーカー公式サイトから購入することにしました。

上記を考慮して長期間の車上生活を想定しておりリン酸鉄リチウムイオン電池400Ahの大容量タイプに変更しました。

最近では、私の購入したサブバッテリーと容量が同じ位の超大容量のポータブル電源も発売しだしました。私はDIYでの部品交換などが容易であるサブバッテリーを選択。コスパもサブバッテリーの方が高いです。

 

▼参考動画、 電気の知識ゼロから始めるポータブル電源DIY

電気の知識ゼロから始めるポータブル電源DIY 交流編 インバーター アンペアタイム Ampere Time
電気の知識ゼロから始めるポータブル電源DIY1回目 知識編 2回目 直流編3回目 交流編(この動画)回目 太陽光発電編

 

 

▼参考動画、第2種電気工事士の資格不要のソーラー発電システム

▼万が一過放電してしまい通常充電ができなくなってしまった場合は、安定化電源装置でも充電して復活させることが可能。

▼参考動画
▼参考Twitter
純正の充電器。

インバーター

2023/4/13追記

インバーターの選び方は使いたい家電の定格出力の合計と、インバーターは10%~20%程のロスがあるのでそれも加味します。どのインバーターでも、2000Wのインバーターを2000Wギリギリで使うと実際は故障する確率が高いので注意。

特に電子レンジは突入電力が高い為これが原因でインバーターを壊す方が非常に多いそうです。

 

当方は、車中泊で電子レンジ、車載冷蔵庫、ポータブルエアコン、ノートパソコン、スマホ、車内照明、PC作業・ゲーム用モニターなどを使用したいためレノジーの2000wクラスのインバーターを選択。

これらの家電を全て同時に、インバーターの限界スペックギリギリで使うのではなく、合計で1500W程度までの運用がインバーターへの負荷、故障のリスク回避になります。15A(1500EW)のブレーカー付延長コードで対策できます。

▼安全ブレーカー付(1500W)延長コード

 

▼レノジー インバーター

▼レノジー公式サイト

正弦波インバーター2000W 12V 50/60HZ切替可能 | RENOGY JAPANオンラインショップ

 

車中泊で安心して使えるのおすすめインバーターは、レノジー、未来社、大橋産業、コーテック、などがあげられます。

中国メーカーのインバーターは、リーズナブルな価格設定ですが、少々癖が強く良くも悪くも簡素な作りです。インバーターについてある程度の知識のあり、ご自身で修理や調整ができる中級者向け。

 

未来社などの国産メーカーのインバーターは、電子レンジ500~1000w程の家電が使えるタイプは桁違いに高額。10万円以上のお値段となります。サブバッテリーシステム構築にあたりインバーター選びは悩みどころでもあります。

取り付け方法

取り付け場所はルーフキャリアの上に取り付けます。

 

仮置きしてみました。

パネルからMC4ケーブルが伸びており、延長ケーブルで車内に引き込む。

 

パネルが屋根の大部分を覆うので、雨水が直接屋根を叩く騒音を低減できる。

 

両サドルバンドでルーフキャリアに固定します。固定するにはパネル側に穴あけ加工を施します。

ホームセンターバローで購入。1袋230円程。

この品番の両サドルバンドと、タフレック ルーフキャリアのポールがサイズピッタリで固定できます。

 

ルーフキャリアの上にパネルを仮置きしたら、穴あけ予定位置に両サドルバンドをあてがい、マジックペンで印をつけていきます。

 

 

いきなりドリルで穴開けしようとすると、穴の位置がドリルの回転力でずれてしまうので、鉄鋼用ドリル2.5㎜で仮穴を開け、5.5㎜ドリルで本穴を開けていきます。ドリルが貫通した勢いでパネルを傷めないように端材を挟んでいます。

 

★6角ナットM5×20 ★ 6角ナットM5★ M5・16mmワッシャー★M5・13㎜ワッシャー★

★M5ばね座金★ を使用して固定します。

ばね座金は、ナットの緩みを防止する効果があるので必ず使用してください!

 

パネル内側はM5・13㎜ワッシャーを使用します。

M5・16mmワッシャーを使うと写真の様にボルトが入らないため一回り小さいワッシャーを使い強度を確保します。

バネ座金(スプリングワッシャー)を使うと緩みにくくなります。

 

8番レンチで内側のボルトを押さえつつ外側のボルトを締め付けます。

 

両サドルバンドで10カ所固定した。

 

ラチェット式荷締機で更に固定。

 

裏側。

 

ソーラーパネルから伸びている配線はコルゲートチューブを被せて補強しました。

 

 

ソーラーパネルから伸びているMC4ケーブルの連結部分コネクター防水仕様ですが絶縁テープでさらに防水処理した。

 

フェンスの鉄スクラップを穴あけ加工して自作したアンカーをルーフキャリアにボルトで固定。

さらにアンカーとソーラーパネルを結束バンドで固定しダブルロックした。

 

ソーラーパネルの配線を車内へ配線を引き込む

上記の延長コードを使用して、バックドアから車内へ配線を引き込みます。

 

扉を閉めてもケーブルが通る隙間は確保されております。

 

防水パッキンの外側にそって設置していきます。

 

下までケーブルをセットしたらケーブルをアルミテープで固定します。

パーツクリーナーで脱脂・クリーニング後貼り付けました。

ケーブルをつたってきた雨水が途切れるようにゴムパッキンの手前に設置します。

使用するケーブルの選定とケーブルの工具類

 

▼許容電流に合わせたケーブルの太さの物を選んで丸形端子をケーブルをにとりつけます。

許容電流 – 電線の知識 – 電線・ケーブルの購入なら電線館.com (densenkan.com)

ケーブルには様々な種類があり、IVかKIVに絞りました。IVは硬い素材で38sqほどの太さになると切断加工するのがかなり大変になるので、IVよりも柔らかく扱いやすいKIVがお勧めです。

 

 

▼今回購入したソーラーパネルとチャージコントローラーのスペック見ながらケーブルを選んでいきます。

CS3K-320-325MS (csisolar.co.jp)

 

・カナディアンソーラー単結晶320w 型番CS3K-320MS

最大出力(Pmax)320 W

最大出力動作電圧(VmP)33.3 V
最大出力動作電流(Imp)9.61 A

電圧×電流=出力

33.3V×9.61A=320Wとなります。

つまり今回購入したこのパネルは、33.3Vの圧力で9.61Aの電流を飛ばして320Wの電気を作っているという計算になります。

 

開放電圧(Voc)40.1 V
短絡電流(Isc)10.14 A

開放電圧と短絡電流を元にしてチャージコントローラーを選定することができます。

 

開放電圧は、パネルから出ている+と-を電圧計で測ると40.1V出ますということ。

短絡電流は、パネルから出ている+と-の線をショートさせた時に10.14Aの電流が流れるということ。

 

要はチャージコントローラーを選ぶ時は、開放電圧と短絡電流の値を見て選ぼう!

とだげ覚えておけばOKです。

 

 

▼他スペック

外形寸法 1675 × 992 × 35 mm

重量 18.5 kg

 

・【レノジー】チャージコントローラー 型番RVR‐40

 

▼ケーブル、丸形端子

購入したリタイムのバッテリーのターミナルサイズがM8×1.25㎜(ネジピッチ)で38sqのKIVケーブルを使用するので丸形端子のサイズはR38-8となります。

 38sq用

 

▼圧着工具

22sq以上の太いケーブルは油圧式の圧着工具が楽。22sq以下のケーブルは汎用タイプの工具の方が軽くて取り回しが良い。

 

油圧式はDIYならこれで十分。

22sq以下は使い分けると効率が良い

▼ソーラーパネル配線加工用ペンチ

使用した感想

2023/6月 現在進行中。

カミングスーン

まとめ

2023/6月 現在進行中。

カミングスーン

参考動画

YouTubeやっております

軽バン・サンバー車中泊仕様車が完成したら旅にでます。

旅の様子はYouTubeチャンネル、いよっちVLOGでUPしていきます。

良かったら見ていってください!

 

納車直後のサンバー紹介動画。

タカラ塗料・イーグルブルーグレー水性3リットル缶で全塗装に挑戦しました。

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