当ページはプロモーションを含みます。
はじめに
今回はサンバーディアスバン(TV2)の水漏りの修理のやり方解説します。よろしくお願いいたします。
↓YouTube動画版
作業する車両はこちら。
2007年式(平成19年)スバルサンバーディアスバン(TV2)AT/4WD
症状
運転席、助手席の足元部分の床が水浸しになる。
雨漏り箇所と原因
①ヘッドライト
ヘッドライト本体に貼り付けてある防水テープの劣化、車体のコーキングの劣化によるひび割れが原因。
ヘッドライト本体の劣化した防水テープ。
・車体コーキングのひび割れ。
車体のパネルが重なり合う、コーキング処理中の部分が、製造時コーキング処理された部分。
コーキング剤の経年劣化によるひび割れが雨漏りの原因。
②アクセルペダルの奥
雨水が通った跡を確認。
ここはバンパーを外し外側から補修するので外します。
(バンパーの外し方下記で解説)
雨漏りして黒く汚れています。ここから車内に雨水が侵入していました。
※写真で確認しやすくするため、アクセルペダルのカバーを外しております。
本来ならばアクセルペダルカバーの影に隠れた状態のため、非常に発見しづらい箇所でした。
③外気の導入口(ダクト)
ダクトの防水テープの劣化が原因。
外した状態のダクト。
厚さ8㎜×12㎜の防水テープ交換後の状態。
詳細は下記にて解説していきます。
ダクトは助手席足元のここにあります。
以上が雨漏りの原因となります。
早速作業していきます。
ヘッドライト周りからの雨漏りは、シーリング材と防水テープで交換・補修
ヘッドライトを外すと車体に塗ってあるシーリング材が劣化し、ひび割れているので補修していきます。
・コーキングガン使い方
ヘッドライト本体の外し方
防水テープ交換の際、外さないと作業しづらいので外します。
車内側ヘッドライト本体の裏側に、カバーのネジ1本と、カバーを外したら3本のナットがあるのではずします。最後にライトの配線のコネクターを外したら、取り外し完了です。
コネクターは、つめで固定されているだけなので工具は必要ありません。
アクセルペダル奥からの雨漏りは、バンパーを外し、コーキングがひび割れした部分を補修
バンパーの外し方
バンパーはクリップ4個ナット4個で固定されています。
運転手、助手席のドアを開けるとプラ製の黒いクリップで固定されているのではずします。
運転席側
クリップ2つ
前ドア運転席側を開けて扉の連結部分の上部に1つ、下部に1つあります。
黒いプラ製のクリップです。
上のクリップ。
下のクリップ。
助手席側
クリップ2つ
前ドア助手席側を開けて扉の連結部分の上部に1つ、下部に1つあります。
黒いプラ製のクリップです。
上のクリップを外します。
下のクリップ。
バンパー下部
ナンバープレートの下をのぞき込むと、ネジが1つあるので外します。
フロントグリル
フロントグリルはクリップだけで固定されているので幅広のヘラなどで、隙間からテコの原理で外します。
フロントグリルを外すと隠しネジが3本あるので外します。
外気導入口からの雨漏りは、ダクトの防水テープ交換
ヘッドライト本体の劣化した防水テープを張り替えます。
まとめ
今回の作業で雨漏りは完全に止めることが出来ました。
この雨漏り、スバルが自社生産していたモデルでは定番の症状の様です。
サンバー(SAMBAR)は、SUBARU(旧・富士重工業)が販売する軽商用車である。1961年(昭和36年)2月1日に発売された初代から2012年(平成24年)4月1日まで販売されていた6代目モデルまで同社が自社開発、および自社生産を行っていた。7代目以降はダイハツ・ハイゼットのOEMとなり、ダイハツ工業が生産している。
運転席・助手席のカバーをめくって錆びていたら要注意、雨漏りの疑いがあります。
内装の内側で、雨漏りしていても気づかず、いつの間にか錆びだらけになり、最悪車体に穴が開いてしまうので注意が必要です。
しかし、DIYで簡単に修理できたので、少しでも参考になれば幸いです。
以上になります。ありがとうございました。
コメント