スバル サンバー ディスクブレーキパッド交換方法 

サンバー整備記録

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はじめに

こんにちは。いよっちです。

今回は、スバルサンバーディアスバンTV2 AT 4WDのディスクブレーキパッドの交換方法をまとめましたのでご紹介いたします。

適合車種
サンバー
TV2 平成16年9月製造〜

※主な適合型式を記載しておりますが、同じ型式でもグレードや装備、年式等によって適合部品が変わります。
また改造やキャリパーの交換等されている場合も適合する部品が変わる場合がございます。
必ず純正品番にてご確認をお願い致します。

 

純正品番 26296TC091

ブレーキパッド左右4枚、シム、グリスのセットとなります。

※適合型式を掲載しておりますが型式のみでは特定できません。
グレードや年式などによっては適合が分かれる場合がございます。

26296-TC070
26296-TC081
26296-TC090 等

 

品番 26296TC091

 

▼作業した車両はこちら

2007年式(平成19年)スバルサンバーディアスバン(TV2)AT 4WD

 

 

 

作業手順

車体前輪をジャッキアップしてタイヤを外し、パッドの残量を目視で確認しながら点検していきます。

ブレーキパッドの厚みが残りが2~4㎜程度が交換のタイミングとなります。

 

ジャッキアップ

タイヤスロープにのせるとフロアジャッキが設定しやすい。

 

タイヤストッパーを設置。

 

タイヤをジャッキアップする前に、ナットが外れない程度に少し緩めます。

反時計回り(左回り)で緩みます。

 

タイヤが接地している状態で、ホイールナットを少し緩めたら、ジャッキアップしていきます。

フロアジャッキのジャッキポイントは下の写真の場所に2×4材などを土台を使用してジャッキアップします。

 

ジャッキアップしたらフロアジャッキスタンドを設置します。

▼関連記事 サンバー ジャッキアップポイント まとめ
スバル サンバーのジャッキアップポイントまとめ
スバル サンバー ジャッキアップポイント 

 

タイヤを外す

ジャッキスタンドを設置したら19㎜レンチ 反時計回りで緩めてタイヤを外していきます。

 

万が一、ホイールナットを外してもタイヤが外れない場合は、錆び付いて固着している場合がほとんどです。

蹴りで外していきます。

 

タイヤ上部に、蹴りの衝撃を一点集中させて素早く蹴ります。

誤って車体をけらないように!

 

固着防止にホイール固着防止剤を塗布しました。

 

続いてブレーキパッド接地面に駅が液がつないようにホイール接地面に塗布します。

 

ブレーキパッド点検

ブレーキパッドは、厚みが残り2~4㎜程度が交換のタイミングになります。

 

実際にブレーキパッドを点検していきます。

 

ブレーキパッド点検の覗き口。

 

4~5㎜位は残っています。

この位になってくると、そろそろ交換しておいた方がよさそうなタイミングになります。

 

ブレーキパッド取寄せ 2022/6/8

スバルのディーラーにてディスクブレーキパッドをメーカー取寄せにて注文しました。

¥8118となります。

 

 

 

・追記 取り寄せのブレーキパッドは2022/6/18日に受領。

▼品番26296TC091

 

開封。

 

全内容物。グリスやシムなどがセットになっております。

 

HITACHI製の刻印。

 

新品のブレーキパッドの厚み。

 

シム。

 

説明書。グリス塗布要領記載。

作業手順

①キャリパーの下のボルトを外す(反時計回り)

反時計回りでボルトは外れます。

 

②ブレーキ鳴き防止シムにグリスを塗る

 

 

③パッドスライド部分にグリスを塗る

 

 

④ピストンを押し込む

すり減った分だけピストンが出てくるので、専用工具又は、ウオーターポンププライヤー又は、C型クランプで押し戻します。キズが付かないようにウエスで養生してから作業します。

 

⑤新品のブレーキパッドを組み付ける

突起のある方が内側。溝に合わせてはめ込む。

 

⑥キャリパー組付け

締め付けトルク22Nm。(12㎜ボルト、強すぎず弱からずで組付け)

 

⑦ディスクパッド清掃

当たり面にグリスや汚れが付いていないか確認清掃していく。

 

⑧ブレーキ液調整

ピストンを押し戻すとブレーキ液がMAXラインよりも上にきているはず、MAXラインにキッチリ合わせます。

シリンジ(スポイト)で吸い出します。ティースプーンなどですくってもOK。

 

⑨タイヤ組付け

サンバーの締め付けトルクは80Nm~100Nmです。

乗用車のタイヤの締め付けトルクは、軽自動車が80~100Nm、普通車が100~120Nmとなっております。

 

100Nmで本締め。

*ブレーキパッド交換直後は、ディスクのザラザラに馴染んでいないため、馴染むまでブレーキの効きは半分程と意識しておくと良いかと思います。公道に出る前に踏んで慣らしましょう。

パッド交換直後はブレーキの利きが大幅に低下します。発進する前にブレーキペダルを踏みこんで、いつもの感覚になるまで踏み込んでください。知らずにいると重大な事故に至る可能性があります。

 

まとめ

ディスクブレーキパッドの点検はタイヤを外せば簡単に点検できます。

限界残量は2㎜程度まで。スバル純正のブレーキパッドは残量警告用の共鳴板が付随しています。

(パッドが残り少なくなるとローターに接触して音が鳴るようになっています)

 

ジャッキアップがメインの作業でブレーキパッドの交換作業自体はカンタン。

ジャッキアップする場所は、コンクリなどの硬い場所で、平らな場所で行うようにしてタイヤストッパーを忘れずに。

今回使用した、フロアジャッキやジャッキスタンドを使用しなくても、スバル純正の車載工具のパンタジャッキさえあればジャッキアップはできます。作業効率化のために使用しました。

 

ブレーキパッドは最寄りのスバルディーラーにて約¥8,000で購入しました。

以上になります。整備工場に頼んだ場合だと工賃だけでも5,000円程します。

次の車検で交換になるかどうか、自分で点検すればある程度把握できるので、ご自分で点検してみてはいかがでしょうか。

 

使用した資材は下記内容にまとめました。気になった方はチェックしてみてください^^

▼使用した資材まとめ

▼スバル純正ブレーキパッドは、スバルディーラーにてメーカー取寄せで入手しました。

品番26296TC091。(税込み¥8118)

 

▼ディスクブレーキセパレーター(ブレーキパッド交換の際に飛び出たピストンを押し込む専用工具)

C型クランプなどでも代用可能。

 

▼フロアジャッキ

▼ジャッキスタンド

 

▼タイヤストッパー

▼SK11デジタル式トルクレンチ

▼SK11デジタル式トルクレンチに使ったソケットセット

▼エマーソン トルクレンチ EM-29
▼ホイール固着防止剤
関連記事 サンバー ジャッキアップポイント まとめ
参考にしたオススメの動画

ディスクブレーキセパレーターを使用せずに、マイナスドライバーでキャリパー内のピストンを押し込む方法は、セパレーターを持っていない方に参考になると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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