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はじめに
緊急事態が発生しました!!
足回りの点検をした時に、後輪のスプリングホルダーが錆の腐食で破損しているのを発見しました。いつも車検に出している整備工場に修理をお願いしましたが板金修理には対応していないとのことで入庫を断られてしまいました。担当の方は、修理のできそうな所に打診してくれましたが、そちらでも入庫拒否されてしまいました。
今回は、自分でサンバーの足回りの溶接修理をしていきます!🔥
車両は、2007年式(平成19年)スバル サンバーディアスバンTV2(4WD)となります。

修理箇所の確認
ゴムの部品(サスペンションダンパー)が錆で崩れ落ちてスプリングの中に落ちていました。

この部分を修理すにはスプリングを外す必要があります。
スプリングを取り付け・取り外しの際は、Pブレーキは戻しておきます。
必要に応じてABSセンサーを外します。ワイヤーにダメージを与える恐れがあります。
運転席側のリアサスペンションのサスペンションホルダー(アッパーブラケット)を補強・溶接修理していきます。

破損部分。錆による腐食が進んでゴムの部品(サスペンションダンパー)が脱落している状況です。

溶接修理やってみた!
作業しやすいようにジャッキアップしていきます。

スタンドをジャッキポイントに合わせて設置していきます。万が一の安全対策としてブロック塀も挟んでおきました。

フロアジャッキで持ち上げてスタンドに乗せます。

車体後部の下の太い鉄棒の部分からフロアジャッキで持ち上げます

運転席側の車体下にもブロック塀を挟みました。

前輪に輪止めもします。

必ずタイヤストッパーを使用しましょう!

修理箇所は運転席側のリヤサスペンション部分となります。カバー類を外しておくと作業しやすいです。

・リアスプリングの外し方
後輪のハブを車載ジャッキで持ち上げてリアサスペンションが縮んだら荷締めバンドを下の画像のようにバネに設置します。バンドを設置したら車載ジャッキを緩めます。ハブの部分を軽く支えながらボルトが緩みやすい位置に調整してショックアブソーバーの下側のボルトを外します。
リアショック下側のボルトは17mmのレンチで外せます。ボルトを外したらハブがフリーになるのでスプリングを外します。
フォレストオートのFAFリフトアップスプリングを装着しています。車検対応品、約3.5cmリフトアップでオフロードでの走破性と高速走行での直進安定性が向上します。

サンバーの定番リフトアップスプリングです

スプリングを外した状態。

錆で朽ち落ちたダンパーとスプリングホルダー。

外したカバー類とサスペンション。サスペンションに取り付けたバンドはそのままにしておきます。

金ブラシで錆を落としたりペンチや電動サンダーで形を整えていきます。この部分を鉄製の部材で補強・溶接修理していきます。


ベルトサンダーで形を整えていきます。

形を整えたら、患部の補強に使う部材のサイズを計測をしていきます。

中性洗剤で汚れを落とします。乾いたら錆キラーで防錆処理していきます。

中性洗剤は、食器洗い用の液体洗剤を水で薄めた物です。こすり洗いしたい時は、ダイソーのトイレブラシが足回りの洗車に最適です。


乾かしている間に溶接修理に必要な鉄製の部材をホームセンターに探しに行っていきます。
水道配管でちょうど良い部材が見つかりました。これを加工して溶接していきます!

購入したのは水道配管のソケットです。

溶接する前に、水で薄めた錆キラーを塗って防錆の下地処理をしていきます。

サスペションホルダーに塗っていきます。

フレームの錆びた部分も塗っていきます。乾燥させたらもう1度錆キラーの原液を塗っていきます。

錆キラーの原液を塗っていきます。

フレーム全体に塗りました。乾燥させたらシャシーブラックで塗装します。

サスペンションダンパーの土台になる水道配管のブッシングを加工をしていきます。

ソケットにブッシングをはめ込めるとこまではめ込みます。

ブッシングの余分な所を削ります。

削ったブッシングにはさらに継手のブッシングを組み付けます。

位置合わせします。

ソケットの余分な部分をカットする位置を決めます。

24mmカットします。

カットする部分にマスキングテープを貼ってグラインダーでカットしていきます。

グラインダーでカット中。外周をぐるっと1周浅く切れ目を入れたら、今度は深くカットしていきます。

カット後。

エンジン部分をダンボールで養生してシャシーブラックを吹きつけてていきます。

カインズホーム自社ブランドのシャシーブラックを使用しました。

吹付後。溶接する部分はベルトサンダーで削ります。

溶接前にトーチの先端にスタッパ付着防止剤を塗っておきます。

トーチのトリガーを押すと自動で出てくる溶接用のワイヤーの詰まりを防止します。

接合部分を溶接していきます。

外周をぐるっと1周溶接してベルトサンダーで形を整えます。

溶接後。

溶接したブッシングに継手のブッシングを組み付けます。

余分な部分にマスキングをしてグラインダーでカットしていきます。

カット後。

カットしたブッシングの先端を溶接したブッシングに組み付けていきます。


組み付け後。

合体させたブッシングにナットを仕込みます。

溶接で固定します。


溶接して固定しました。

このようにバンプラバーを組み付けます。

スバル純正部品、品番。


試作品が完成しました。サンバーの車体に溶接していきます。

邪魔な部分をカットします。

鉄板で蓋をして溶接しました。

位置合わせします。

端材で押さえながら溶接していきます。

ベルトサンダーで、アース部分と溶接する部分の塗装を剥がしてから溶接していきます。溶接機の電流と電圧はメモリの真ん中に設定しています。


溶接後、ハンマーで叩いて強度を確認します。

部品の中に、雨水がたまらないように水抜きの穴を開けていきます。

穴あけ後。

シャシーブラックを吹き付けて錆対策していきます。

プライヤーペンチでバンプラバーをねじ込んでいきます。

サスペンションホルダーのM10のネジ穴に新品のバンプラバーを組み付けていきます。

バンプラバーの鉄部分にもシャシーブラックを吹き付けていきます。

シャシーブラック吹き付け後。

スプリングホルダー溶接修理、バンプラバー新品交換、フレーム防錆塗装完了しました。

・リアスプリングの取り付け方
コイルスプリングコンプレッサーでスプリングを縮めて、荷締めバンドで締め付けてバネの広がりを抑えます。

コイルスプリングコンプレッサーを外します。

はめ込みます。

車載パンタジャッキを使ってサスペンションを組み付けていきます。

ジャッキでボルトがハマりやすい位置で支えながらボルトを締め込んできます。

50Nmで締め付けます。

荷締めバンドが完全に緩まる所までジャッキアップして外します。

スプリング取り付け完了。

泥除けガードを取り付け後。

付随作業
引き続き反対側のスプリングホルダーの状態確認と車体下周りのカバーを外して錆がないか点検していきます。

せっかくジャッキアップしたので、マフラーの再塗装、車体下周りの泥除けカバーを外して錆対策していきます!
マフラーを取り外して再塗装していきます。

金ブラシで錆を落としていきます。

錆を落としてマジックリンで洗って乾かしたら耐熱ペイントで塗装していきます。

塗装後。遮熱板も塗装しました。

マフラー取り外し後。埃が溜まっているので掃除していきます。

水洗いした後に、マジックリンを吹きかけてブラシでこすると頑固な汚れがよく落ちます。

洗って乾かしたらシャシーブラックを吹き付けました。

車体下全体を洗い流します。乾いたらシャシーブラックを吹き付けていきます。

外した車体下のカバー。マジックリンで洗っていきます。

車体下の泥除けカバーを外して洗浄後、全体にシャシーブラックを吹き付けました。カインズホーム自社ブランドのシャシーブラック3本使用しました。

所々錆があったリアバンパーを塗装しました。

車体下にあるスペアタイヤの固定金具も塗装しました。

錆びたエキゾーストマニホールド、金ブラシで錆を落としてパーツクリーナーで汚れを落としてから耐熱塗料で塗装していきます。

ダンボールで養生して耐熱ペイントコートで塗装していきます。

塗装後。

塗装したマフラーを組み付けていきます。

組み付け後。

【モノタロ公式】泥除けカバーのクリップを新品に交換しました。

ネット通販のモノタロウで買いました。

品番。

クリップ取り付け後。

車体下に収納しているスペアタイヤがパンクしていたので交換していきます。

以前サンバーに履かせていタイヤに交換します。
関連記事
動画版 サンバーのタイヤ手組み交換DIY 、素人が初めていろんな方法でやってみた!
以前サンバーに履かせていてタイヤ(画像左のタイヤ)に交換・組み替えしていきます。

交換するパンクした古いタイヤ。2006年に製造。

タイヤレバーセット、荷締めバンド、エアバルブ、エアバルブ装着ツール、車載パンタジャッキを使って交換していきます。

ジャッキをタイヤに固定します。

WD-40をホイールとタイヤの隙間にスプレーしてからジャッキアップするとビードが落ちやすいです。

エアバルブは必ず新品の日本製に交換してください。装着ツールがあると楽ちんです。

タイヤの周りにビードクリームを塗ると手組みしやすいです。

タイヤの黄色いマークとホイールのエアバルブの位置を合わせて組んでいきます。

組み上がったら空気を入れていきます。

車体に装備していきます。

装備完了。

ポイント
スプリングホルダー部分は、雨水や泥などが溜まりやすく錆びやすいです。定期的な点検と防錆メンテナンスが必要な箇所になります。車体フレームに溶接で接続しているこの部分は純正部品として販売していません。

サスペンションホルダーはスバルディーラーでも手に入らないので注意が必要です。
錆が進行すると溶接修理となるので早めの対策が必要です。
錆対策施工
助手席側のリアスプリングホルダー部分です。ホルダーのお皿の中は泥が溜まりやすので、散水ノズルのストレートで吹き飛ばします。

洗浄後コンプレッサーの空気で水分を飛ばして乾燥させたらスプリングホルダーをノックスドール750で防錆します。

非常に錆びやすい部分です。旧サンバーのオーナーの方は、必ずこの部分の錆対策はしっかりやってください!

運転席横。

運転席側のドア下部。

助手席の横。

助手席側のドアの下部。

車体後部、運転席側のフレーム。

助手席側、燃料タンク横。

キャップがついているので外して注入します

助手席側後輪付近のパイプの中。

運転席側後輪付近のパイプの中。

運転席側後輪付近のパイプの上。

車体前方フロントバンパー裏のフレームの中。助手席側のパイプの中。

車体前方フロントバンパー運転席側のパイプの中。

車体中央運転席側スペアタイヤ付近のフレーム。

車体前方助手席側Y字フレーム部分。

車体前方運転席側Y字フレーム部分。

まとめ
旧サンバーのリアスプリングホルダーは錆びやすく、錆が進行するとダンパーが腐り落ちてしまいます。こうなってしまうと溶接でしか修理できなくなって難易度が上がってしまうので大変です。

板金修理のできないディーラーや整備工場が大半なので外注するのも難しい状況になってしまいます。取り返しのつかない状態なる前に、定期的な点検とノックスドールなどで錆対策をしっかりやりましょう!
作業で使用した道具・部品です。気になった方はチェックしてみてください^^
スバル純正部品の品番。


水道配管・ソケット。

水道配管・ブッシング。







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