はじめに
本ページはプロモーションを含みます。
今回は、EcoFlow WAVE2ポータブルエアコンを購入、開封から各種パーツや部位の紹介、車中泊での使用を想定し、実際に車内でWAVE2を動かし稼働音は車内で就寝できる許容範囲のレベルなのかを騒音測定してみましたのでご紹介いたします。
初代WAVEはサイズが大きすぎる、音がうるさいなどの意見が多数あり課題が残る結果となりました。WAVE2は初代より20%コンパクトになり、暖房機能の追加され価格も安くなりました。
▼EcoFlow公式Amazonストア
▼EcoFlow公式サイト
▼検証に使用する車両
2007年製(平成19年)スバル サンバーディアスバン TV2(4WD) AT
スペック
WAVE2
本体サイズ(高さ×幅×奥行) | 336.0 × 518.0 × 297.0 mm |
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本体重量 | 14.5kg |
付属品 | 製品本体、コードキーパー、排水ホース、窓パネル、ダクトエンドA、ダクトエンドB、ダクトエンドC、排気ダクトD、排気ダクトE、ユーザーマニュアル&保証書 |
専用バッテリー
特徴
パワフルでコンパクトな冷暖房機能付きポータブルエアコンが登場。
従来モデルより冷房能力がより一層向上し、ヒーターとしても使用いただけるように暖房機能が搭載されました。車中泊やキャンプといったアウトドアだけでなく、寝室やキッチンなどの室内空間に設置し、電源を入れてすぐに使用可能です。使用シーンに合わせて急速/省エネ/おやすみモードを選ぶことができ、静音動作や最大8時間運転など1年を通してどこでも快適さを体感いただけます。
パワフルな冷暖房機能を搭載
WAVE 2には、最新技術を用いて開発されたコンプレッサーが採用され、10㎥以下の空間温度を約5分で10℃下げる1.5kWの冷却機能と、約5分で10℃上げる1.8kWの暖房機能が搭載されています。
10㎥以下の空間温度を約5分で10℃上げる1.8kWの暖房機能が搭載されています。
設置の工事不要。
EcoFlow独自の高度なアルゴリズムにより、複数のモード選択やアプリでの制御が可能です。おやすみモードでは動作音が44dBと静音に、省エネモードでは最長8時間稼働します。パワフルで持ち運びに便利なデザイン。テント内やキャンピングカー、自宅など様々なシーンでご使用いただけます。
地球環境に配慮した自然冷媒を使用
EcoFlowは環境保全と暮らしの快適さの両方に配慮した製品づくりを行っています。WAVE 2には、クリーンで環境にやさしい自然冷媒R290が使用されており、ユーザーに心地よい涼しさを提供します。プロパンR290冷媒は、地球温暖化係数(GWP)が低く、無毒でオゾン層破壊係数ODPがゼロのため、従来の冷媒よりも二酸化炭素排出量を削減しながら涼しく快適に過ごせます。
取り外し可能な着脱式バッテリーを取り付けると、どこでも使えるポータブルエアコン。
ACコンセント、ソーラーパネル、ポータブル電源、シガーソケットの4通りの充電・給電オプションを備えています。
進化を遂げるエコシステム
WAVE 2がEcoFlowのエコシステムに加わりました。EcoFlow DELTA 2やDELTA Max、エクストラバッテリーからWAVE 2を給電すると、省エネモードで約7~14時間使用することができ、それ以外のポータブル電源を使用する場合と比較して28%効率的です。また、WAVE 2は弊社ポータブル電源からの給電時、最大入力820Wに対応し、ポータブル電源と組み合わせて使用することで効率よくスピーディーに給電可能です。
排気ダクトを取り付けることで、より効率的に空間を涼しくすることができます。キャンピングカーの窓やテント内、または離れた場所にWAVE 2を置いて使用したい場合に最適です。
説明書
【公式】EcoFlow_WAVE_2_ポータブルエアコン ユーザーマニュアル
目次
仕様。
開封、各部パーツを見ていく
外箱。
外箱側面。
開封していきます。
同梱物のケースを取り上げると、その下に本体が収納されています。
同梱物。排水ホースが写っておりませんが、開封時は排気ダクトの中に入っております。
本体前面。
本体後部。
本体側面。
横幅。
本体左側面にWAVE2専用のエクストラバッテリーの接続端子があります。
左上には、別売りのソーラー充電、シガーソケット充電ケーブルの接続端子もあります。
本体のコンセント部分。
本体コンセントのケーブルの長さ約150㎝。
本体後部に排水ホース差込口があります。
排水ホース長さ約120㎝。
本体上部。
本体底面。
本体底面スペック表。
排気ダクトD:横幅約31㎝。(伸縮可能)
横幅、格納時は約30㎝。
穴の直径約15㎝。
全長約140㎝。ジャバラ式になっており伸縮できます。
全長約140㎝。
排気ダクトD(細い方のダクト)横幅約30㎝。
穴の直径12.7㎝。
全長約145㎝。
前面吹き出し口にダクトエンドA取り付け。ダクトの爪を吹き出し口に合わせます。
スイッチを押しながらはめ込みます。
ダクトエンドA設置後。
ダクトエンドB取付け。ダクトの爪排気口に合わせます。
パチンと手応えがあるまで押し込みます。外す時はボタンを押しながら持ち上げると外れます。
ダクトエンドC取付け。爪を差し込みます。
爪をはめ込んで被せていきます。
パチンと音がして固定された手応えがあるまで押し込みます。
外す時はボタンを押します。
コードキーパー。WAVE2本体側面に取付けて電源コード巻きつけてコンパクトに収納できるパーツです。
外箱底部に窓パネルが入っています。車の窓など挟んで排気ダクトを外に向けて設置します。車の窓に排気システムの板を自作する時の型取り用にも役立ちます。
サイズ。
専用バッテリー開封
専用バッテリーを開封していきます。
外箱
外箱側面。
開封
説明書。
しっかり梱包固定されていました。
バッテリーとWAVE2を繋ぐ接続端子。
バッテリー上部。
バッテリー側面。
持ち手。
握りやすいが手袋をしていると滑りやすい。ラバータイプのグリップに改善してほしい。
バッテリー側面。接続端子があります。
バッテリー接続解除のスイッチ。下に押すと接続が解除されます。
接続解除すること爪は引っ込みます。
電源スイッチ。
充電ポート。
バッテリー本体裏面。
バッテリーを接続する時は線に合わせてスライドさせてながら押し込みます。
カチッと手応えがあるまで押し込みます。
接続ケーブルをはめ込みます。
ケーブル接続後。
電源オン。半分程充電されていました。
USB-C、USB-Aでスマホなどが充電できます。
12Wで充電。
使い勝手、稼働音検証
冷風、温風出口に排気ダクトD(細い方のダクト)とダクトエンドAでピンポイントに送風できます。
排気ダクトDは、ダクトエンドA(冷風温風出口用)とダクトエンドB(排熱用ダクト)共用となります。
差し込んでカギマークの方向へ回すと固定できます。
ダクトは自由に角度調整できます。
排気を行うダクト(ダクトD)設置後。
排熱ダクトと吸気ダクト、車内設置のイメージ。(仮付けの状態です)
電源スイッチ。動かしていきます。
冷房はブルー。暖房はオレンジに点灯します。絵文字があるので直感的に操作できそうです。
モード切替スイッチ。強風MAXモード、おやすみモード、エコモードが選べます。
アプリにも対応しておりスマホからの操作も可能です。
騒音計測アプリで稼働音を計測していきます。
冷風25℃設定 風量弱 47.8㏈
冷風26℃設定。コンプレッサーの回転数が穏やかになった時 31.4dB
冷風16℃ 風量MAXモード 51.1dB
おやすみモード 風量弱 コンプレッサー停止の送風時25.6dB
追記 2023/7/31 真夏の車内で冷房能力を検証してみた!
2023/7/31日現在、真夏の車内で実際に使用してwave2の冷房能力を検証。
検証方法は、天候が快晴の日に、検証車両が日中と夜間の外気温と車内の温度を計測していきます。WAVE2はMAXモード(最大冷却16℃、風力最大)にして、フル充電した純正のバッテリーパックが空っぽになるまでに、何℃まで冷えるか検証していきます。
▼検証する車両はこちら
2007年製(平成19年)スバル サンバーディアスバンTV2(4WD) AT
太陽光発電のサブバッテリーシステムを搭載しており、エンジンを停止していても家電が使える車中泊仕様の車となります。
車内の様子。家電は全てソーラーパネルで発電した電力を使用しています。
主にテレビ、車載冷蔵庫、電子レンジなど。
運転席と荷台の間にマットを取り付けてエアコンの効果を高めます。千枚通しで穴を開け、ハトメパンチ(リング状の金具)を打って結束バンドで固定しています。使用しないときは下から巻き上げて紐で縛ります。
WAVE2本体は、ヒッチキャリアに載せたボックスの中に搭載しています。
ボックス上部にあるダクトからWAVE2の排熱ができる自作のボックスとなります。ボックス上部のダクトは取り外し可能です。ダクトはボックスの内側から蝶ネジで固定していますのでドライバーなしで外せます。車を走らせる時はダクトを外しています。ヒッチキャリアやボックスは道交法の制限を守って制作しました。
関連記事
ヒッチキャリアをサンバーに取付けてみた! | いよっちのブログ版
ボックスは直射日光を避けるために日傘と遮熱板を使用。
吸気口部分に保冷剤を置いて、冷たい空気を吸い込んでもらい冷房効果UPを狙いました。
ダクトホースは耐熱性のあるホースに交換済みとなります。更に耐熱性のあるアルミテープを巻いています。こちらの吸気口付近にも保冷剤を置いていきます。
WAVE2から伸びた送風ダクトは床下を通って車内に引き込んでおります。
真夏の日差の中での検証
検証場所は屋根なしの駐車場。7月31日、天気は快晴。真夏の灼熱が襲う中での検証をしていきます。
結論から申し上げますと、真夏の昼間で日陰なしの場所では、パワー不足で冷えません。
ご説明いたします。下記内容を参照ください。
▼午前10:44。純正バッテリーパックのフル充電の状態からMAXモードで冷却中。検証開始から約1時間45分経過。
保冷剤を吸気口付近に置くと、吹出口付近の温度が一時的に下がり車内により冷たい冷風を送ることができました。
▼7月31日 AM11:08。外気温は36.2℃。車内は31.8℃。
約2時間MAXモードで冷やし続けていますが、室内外の温度は上がり続けます。
▼吹出口温度も15.5℃となり約2℃上昇。保冷剤の効果は2時間位となりました。
▼13:08。外気温は35.5度。車内は31.2度。
WAVE2 純正のバッテリーパックは約2時間で空になりました。真夏の炎天下では、MAXモードで2時間稼働させても30℃以下に車内を冷やすことができませんでした。
サブバッテリーシステムの電力に切り替えて、充電しながらしばらく稼働させて粘ってみましたが、これ以上冷える気配がありませんでした。車内の送風ダクトから冷風を直接体のに当てていたので、温度計の表示温度31.2℃でしたが、体感的には28度くらいに涼しく感じました。
▼13:45。外気温35.1度。車内温度33.5度。
車内温度が33.5℃に上昇。MAXモードでも冷却が追い付かなくなってしまいました。検証開始からずっと車内にいましたがこの辺りで暑くて限界となり車外に移動しました。
夜間の検証
結論、夜間では肌寒く感じるほどに冷えます。
下記内容を参照ください。
▼18:30。日も傾き涼しくなってきました。夜間の検証をしていきます。
▼18:06。WAVE2起動。
▼18:06。外気温30.9℃。室内温度32.5℃。夜間の検証開始します。
▼検証開始から約30分経過。外気温30.5℃。室内温度29.1℃。
▼バッテリー残量は91%。
▼19:01。うす暗くなってきました。
▼外気温30.2℃。室内温度26.8℃。冷房が効いています。
▼バッテリー残量70%。
▼19:30。日が暮れて暗くなってきました。
▼19:30。外気温30℃。室内温度25.9℃。
▼バッテリー残量56%。
▼20:09。外気温29.9℃。室内温度25.2℃。
▼バッテリー残量は33%。
▼21:03。外気温28.8℃。室内温度24.3℃。
▼バッテリー残量0%。純正バッテリーパックは、夜間ではMAXモードで約3時間稼働させることができました。
検証結果まとめ
夏、天候:晴、日中=× バッテーリー消費が激しく2時間で0%。冷却効果も低い。 36.2℃→31.2℃まで冷やせました。
夏、天候:晴、夜間=○ バッテーリーは昼間の1.5倍長持ち。寒い位に冷える。 32.5℃→24.4℃まで冷やせました。
ポイント
・良い点
冷房の他に暖房も使える。
専用アプリがあるのでスマホをリモコン代わりにして使用できる。また、ファームウェアアップデートがあります。
・いまいちな点
本体下部に取付け可能の専用バッテリーが3元系バッテリーであること。3元系バッテリーは充放電サイクルが800回程度とリン酸鉄リチウムイオン電池と比べて寿命が短い。欲を言えば、長寿命タイプのバッテリーである、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用して欲しかった。そうなれば充放電サイクル3000~4000回位になるかと思います。
風量MAXモードだと耳元ではうるさく感じる。(50dB前後くらい)
騒音はWAVE2本体を、車外のヒッチキャリアのボックス内に搭載することで、大幅に抑えることができます。
まとめ
エコフロー最新のポータブルエアコンWAVE2は、冷房と暖房、両方の機能が備わった、今までにはなかった画期的なポータブルエアコンです。
真夏の直射日光が降り注ぐ車の中を冷やすには、少々パワー不足ですが、車中泊を目的とした夜間の使用でしたら、真夏の30℃近くあるの熱帯夜でも、肌寒くなる位に車内を冷やしてくれます。また、暖房機能も備わっているので、冬でも使えるのがWAVE2の特徴です。
涼しさも暖かさも、持ち運ぶ時代へ。2023年5月10発売の最新ポータブルエアコン、EcoFlow「WAVE2」気になった方はチェックしてみてください^^
最後までお読みいただきありがとうございました。
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