スバル サンバーバン(TV2)オイル・オイルフィルター(オイルエレメント)交換方法

サンバー整備記録

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はじめに

今回はスバルサンバーディアスバン(TV2)のオイル・オイルフィルター(オイルエレメント)交換を自分でやってみたので、その方法をご紹介・解説していきます。よろしくお願いします。

今回はジャッキアップしない方法で作業していきます。

あらかじめご了承頂きますようお願いいたします。

【YouTube】動画版▼

 

▼作業する車両はこちら

2007年式(平成19年)スバルサンバーディアスバン(TV2)AT/4WD

使用したオイルとエレメント

安い鉱物油でもこまめに交換すれば大丈夫です。

同じグレードの日産純正オイル缶で、印刷デザインが若干異なる缶がありますが、中身の品質は一緒です。

新しいタイプはVシリーズのロゴで、古いロットではNISSANの文字になります。

▼日産純正オイル5w-30を使用。

 

▼使用したオイルエレメント、マーレ OC632を使用。

サンバー V-KS3 V-KS4 V-KV3 V-KV4 GD-TT1 LE・EBD・GBD-TT1 GD-TT2 LE・EBD・GBD-TT2 GD-TT2 LE・EBD-TT2 GD-TV1 LE・EBD・GBD-TV1 GD-TV1 EBD-TV1 GD-TV2 LE・EBD・GBD-TV2 GD-TV2 EBD-TV2 GF-TW1 TA・ABA-TW1 GF-TW1 TA・LA・ABA-TW1 GF-TW2 TA・ABA-TW2 GF-TW2 TA・LA・ABA-TW2 に対応しています。

オイル交換方法

ジャッキアップせずに交換可能です。

運転直後はオイルが熱いので時間をおいて、冷めてから作業して頂ければ幸いです。

サンバーはリアバンパーの中にエンジンがあります。

①オイルドレンプラグ(オイルの出口)はここ。

エンジンオイルのオイルドレン(オイル放出口)は運転席側のリアタイヤ真横にあります。

 

サンバーバンのオイルドレンの締め付けトルクは40Nmのトルクで締め付けますが、トルクレンチを持っていない場合は、オイルドレンを外す前に、ペイントマーカー(ポスカがおすすめ)で印を付けておくと良いかと思います。

オイル交換後、マーカーペンの線の位置に合わせて締め付けます。

 

今回は100円ショップセリアのマーカーペンを使用。

 

印を付けることでオイル交換後、オイルドレンプラグを取り付ける際、取り付け前と同じ締まり具合にする目安にします。

 

 

マーカーで印をつける前にパーツクリーナーで脱脂・クリーニングしておくと良いです。

カインズホーム自社ブランドのパーツクリーナー。

 

 

オイル交換量

オイル交換のみ:2.2ℓ

オイルエレメント交換時:2.4ℓ

オイルレベルゲージ先端部分の、点と点の間に収まれば適量です。

ノーマルのオイルレベルゲージは折れてしまう不具合があり、対策品が出ていますのでご確認頂ければ幸いです。

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② エンジン本体のオイルフィラーキャップと、オイルレべルゲージを半開きにする

エンジンオイルの抜けがよくなります。

 

オイルフィラーキャップ。

▲オイルフィラーキャップの隣にある黄色いつまみが、オイルレベルゲージになります。

 

 

② 14mmのトルクレンチ(めがねレンチ・ラチェットレンチなど)でオイルドレンプラグを外します。

 

14㎜レンチ、反時計回りで外れます。

ドレンプラグが完全に外れる手前まで緩めて、オイルの受け皿(オイルドレンパン)をオイル落下位置に設置します。

オイルドレンプラグ取り付け注意点

トルクレンチで正確な締め付けトルクで取り付け可能です。

適正締め付けトルク40Nmです。

トルクレンチが無い場合は、片手の力で締め付けて、一旦手を止めて異常が無いか確認して、再度増し締めするのが丁度良い具合になるかと思います。

両手で力一杯締め付けるなど、締めすぎはネジ穴が壊れてしまいますので注意してください。

 

③オイルを抜く

オイルドレンパンを用意します。

ドレンを外した直後に勢いよくオイルが出ます。手が汚れるのでビニール手袋などを着けると良いです。

オイルが完全に抜けるまでの間に、新しいオイルを用意します。

 

 

※オイルエレメントの外し方

オイルを抜いた際、エレメント交換する場合はこのタイミングで外します。

運転席側のリアタイヤの真横にあるオイルフィルター(オイルエレメント)をフィルターレンチで外します。

※オイル交換のみの場合は省略。

 

フィルターレンチ超おすすめです!

オイルフィルターを外す際、予め新聞紙などを敷いておくと良いかと思います。オイルが少し垂れ始めてきたら、オイルドレンパン(オイル処理ボックス)をあてがいます。
オイルドレンパン(オイル処理ボックス)を設置します。
オイルが抜けきるまで(200㎖程)放置します。
オイルが完全に抜けきったらオイルフィルターを外します。
※フィルターレンチの使い方
このタイプのフィルターレンチには、回す向きがあります。
レンチ本体にある矢印の方向に、正しい向きにはレンチが引っ掛かり回せますが、逆方向には回せません。
つまり、回せなかったらレンチをひっくり返して使えば、回転させる事ができます。
※オイルフィルター取り付け方

オイルフィルターのゴムパッキンに指でオイルを塗ります。

オイルを塗ることで、フィルターを締め付けた際に、ゴムパッキンが擦れて傷むのを防止します。

先ほど抜いた廃オイルでも大丈夫です。

 

取り付けの際は手トルクで大丈夫です。
きつく締めすぎると次回交換の際に、パッキンが固着して取り外しにくくなってしまうので、締めすぎには注意していただければ幸いです。
※オイル交換のみの場合は省略。

④オイルを計量する

オイルジョッキに目盛りがあるので計量します。

オイル交換のみ:2.2ℓ

オイルエレメント交換時:2.4ℓ

今回はオイルエレメントも交換するので2.4ℓオイルジョッキに入れていきます。

▼ロングオイルジョッキ5リットル

オイルジョッキに目盛りがあるので2.4ℓ入れていきます。
オイルジョッキにオイルが用意できたら、オイルドレンプラグを忘れずに取り付けます。

⑤オイルドレンを取り付ける

オイルドレンを時計回りに40N.にて締め付けます。
ドレンパッキンは消耗品です。
オイル交換毎の交換をお勧めします。
▼ドレンパッキンはスバル車対応内径16㎜が適正サイズです。

パッキンには表と裏がございます。
表:(オイルパン側)⇒パッキン内径の広い側
裏:(ドレンプラグ側)⇒パッキン内径の狭い側
ドレンプラグの締めすぎは、パッキンの破損やオイルにじみ、漏れの原因となります。

 

今回はオイルチェンジャーを装着します。

標準プラグと交換するだけでワンタッチにオイルを抜くことができ作業時間を大幅に短縮できます。

▼オイルチェンジャー

17㎜のトルク(メガネレンチ・ラチェットレンチ)で取り付けます。
今回はラチェットで取り付けていきます。
取り付け後。

 

⑥オイルを入れる

勢い良く入れると溢れるので、ゆっくり入れていきます。

入れ終わったらオイルレベルゲージとオイルフィラーキャップ閉めて、オイル量が適量であるか確認していきます。

 

⑦オイル量を確認

2~3分程エンジンをかけ、エンジン内にオイルを循環させます。

 

オイルレベルゲージの先端部分の点と点の間にオイルが付いているか確認します。

レベルゲージの中央あたりに収まりました。

 

 

★年式別サンバーオイル量一覧★

サイト名:MAINTBOOK.JP

年式別 スバル サンバー バン (SUBARU SAMBAR VAN) のエンジンオイル - MAINT BOOK JP
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使用した資材まとめ

▼日産純正オイル5w-30。


 

▼オイルエレメント。

 

▼ドレンパッキン内径16㎜ 10ピース。

・ドレンパッキン内径16㎜  2ピース。
セットがお得ですお好みでどうぞ。

▼ロングオイルジョッキ5リットル。

ロングタイプが作業しやすいのでオススメです。

▼オイルドレンパン10リットル。

▼フィルターレンチ。(超オススメ)

▼オイルレベルゲージ対策品。

 

 

先端の穴が開いている部分が折れて破片がオイルパン内に混入してしまう不具合の対策品です。

品番は11139KA300。

 

下の2本あるレベルゲージの下のレベルゲージが対策品です。

対策品はねじれている部分が無く、レベルゲージの穴は、貫通タイプから点字タイプに変更されています。

 

純正の不具合品と対策品でオイル量を計測してみました。

対策品でもオイル量は一緒で誤差はありません!

 

▼オイルチェンジャー。

ワンタッチでオイル抜きできるようになり、次回オイル交換作業の時短に。

【公式】オイルチェンジャー各メーカー適合表

エコオイルチェンジャー対応品番・メーカー別適用車種一覧|麓技研株式会社
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まとめ

エンジンオイル交換時は必ずエンジンを止める。

・運転直後はエンジンオイルが高温なので、エンジンの熱が冷めてから作業する。

・オイルドレンプラグは14㎜レンチで半時計回りで取り外します。

・オイルチェンジャーは17㎜レンチで取り付け可能。

 

サンバーのオイル交換目安は、メーカー推奨10000㎞ですが、スバルで自社生産された6代目までのサンバーは、走行と共にオイルを消費しやすい性質があるので、オイルの選択は値段の高いオイルよりも、コスパの高いオイルをこまめに交換、3000㎞~4000㎞の間に1回の頻度で交換をして、エンジンの負担を軽減させることで、寿命を延ばすのに良いかと思います。

オイルエレメントはオイル交換2回に1度交換が目安です。

 

今回はオイルドレンパンを使いオイル抜きしましたが、ご自分でオイル交換した際の、オイルの処分方法は、オイル処分BOXを使う方法が1番手軽で、特に初めてオイル交換される初心者にも扱いやすく良いかと思います。

 

おすすめのオイル処理ボックスは、カインズホームの自社ブランドのオイル処理BOXが、4.5ℓまで対応で198円と高コスパです。

カインズホームの商品情報ページです。
現物は実店舗にてご確認下さいませ <(_ _)>

【カインズ】「オイル処理ボックス」の検索結果
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オイル処理ボックスを使わないで処理する方法は、廃油をガソリンスタンドに持ち込んで処理してもらう方法がございます。

お店によっては回収不可の場合があるので、電話にて事前確認後に持ち込む様よろしくしくお願いいたします。

セルフのガソリンスタンドは、廃油を回収するタンクが無いため回収不可となります。

 

又、オイル処分ボックスの処分方法は各地域のルールに従って処分して頂きますようご了承いただければ幸いです。

 

▼他、メーカーベストセラー廃油処理ボックス。

 

オイル交換を頼むとほとんどのお店が1リットル1000円程はします。

サンバーのオイル量は約2.5リットルなので4回交換すれば10000円もかかってしまいます。

今回使用したオイル缶なら8回できて6650円(2021.9.10時点)なのでかなりお得です。

 

簡単なのでご自分で挑戦してみてはいかがでしょうか。気になった方はチェックしてみてください^^

以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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