ねじ山修復 タップ&ダイス 20ピースセット 開封して使ってみた!

買ってよかった購入品紹介

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こんにちは。いよっちです。

はじめに

今回は山城謹製 タップ&ダイスセット購入し開封して使ってみましたのでご紹介いたします。

今回は、細目ボルトピッチ1.25のボルトのネジ山の修復と、車の車体のメスのボルトの穴の潰れたネジ山の修復を行います。

 

タップ・ダイスとは?

ネジを作るための工具の一種です。 ネジには差し込むためのものである雄ネジと、差し込まれる方である雌ネジという2つの種類が存在します。 雌ネジを作るときの道具をタップといい、雄ネジを作るときの道具をダイスと呼びます

 


ボルトが折れた経緯

当方が所有している車両はヒッチキャリアを装備していますが、メンテナンスの為に取り外そうとした時に、横着してヒッチキャリアに載せた荷物とヒッチキャリア本体を取り外しせずに、ヒッチメンバーのボルトを緩めようとした為、負荷がかかり、引っかかって回らなくなりました。無理にはずそうと強引にレンチで回して折ってしまいました。

教訓!ボルトは絶対に無理に回さないこと!

ヒッチキャリアとは?分からない方はこちらの記事を参照ください。

いよっちのブログ ヒッチキャリア サンバーに取付け

 

▼作業した車両

2007年式(平成19年)スバル サンバーディアスバン4WD(TV2)AT

 

▼修復箇所

助手席側後輪付近にあるM10ボルトを折ってしまった。ボルトの真ん中をドリルで少しずつ太いドリルに交換して削り取っていきます。

 

折れたボルトをなんとか削り取る事ができました。今回は、下記画像のネジ山が削れてしまった箇所をタップを使って修復していきます。

この状態に至るまでには、折れたボルトの断面にエキストラクターを取り付けて外そうとしましたが失敗しています。詳しくは下記内容を参照ください。

 

修復するボルト

ボルト先端のネジ山を潰してしました。このままではナットが引っ掛かって入りません。ダイスを使ってねじ山を修復していきます。下記内容を参照ください。

 

スペック

 

特徴

  • 1.タップ :M3×P0.5 / M4×P0.7 / M5×P0.8 / M6×P1.0 / M8×P1.25 / M10×P1.25 / M10×P1.5 / M12×P1.5 / M12×P1.75
  • 2.ダイス :M3×P0.5 / M4×P0.7 / M5×P0.8 / M6×P1.0 / M8×P1.25 / M10×P1.25 / M10×P1.5 / M12×P1.5 / M12×P1.75
  • 3.タップハンドル 4.ダイスハンドル
  • 素材:GCr15 高炭素クロム鋼 (ハンドル:亜鉛合金製) / 硬度:HRC58-61
  • 付属品:樹脂製収納ケース

開封

パッケージ正面。

 

パッケージ裏面。説明書き。

 

スライド式のふたになっています。

 

タップ本体。

 

ダイス本体。

 

タップ M3~M12 / P0.5~P1.75。

M3×P0.5。

 

M4×P0.7。

 

M5×P0.8。

 

M6×P0.8。

 

M8×P1.25。

 

M10×P1.5。

 

M10×P1.25。

 

M12×P1.5。

 

M12×P1.75。

 

▼ダイス M3~M12 / P0.5~P1.75。

M3×P0.5

 

M4×P0.7。

 

M5×P0.8。

 

M6×P1.0。

 

M8×P1.25。

 

M10×P1.25。

 

M10×P1.5。

 

M12×P1.5。

 

M12×P1.75。

 

M12×P1.5。

 

使ってみた

ボルト先端の山が潰れてしまっています。ダイスを使って修復していきます。

 

ボルトを万力に固定してダイスを回していきます。

 

修復できました!

 

レンチでも回すことができます。

 

14番のレンチで回せます。手回しでも食いつきが良く軽い力でも回っていきます。

 

モンキーレンチを1本持っておくと、車やバイクのメンテナンスに便利です。

 

修復完了。ナットはボルトの根本までスムーズに入っていきました!

 

サンバーの車体の雌のねじ山を修復

ボルトの先端が折れて外せなくなったボルトを、専用の道具を使って外していきます。

 

サンバーのマッドガードのステーが邪魔でエキストラクターがまっすぐ入っていきませんでした。強引に回そうとして折って壊してしまいまい失敗。折れたエキストラクターの先端がボルトの中に残ってしまいこちらのボルト外しの方法は諦めました。


 

折れたボルトの中に残ってしまってエキストラくたーの先端はサンダーで削って、新たな穴を開けて、角形のエキストラクターで回そうとしましたが、何度もハンマーで叩いて打ち込みましたが、うまく噛み合わせて回す事ができませんでした。

 

続いては、鉄筋の切れ端を折れたボルトに溶接してペンチで回して外そうとしましたが、頑固に固着したボルトは、溶接が負けて、剥がれてしまいうまくいきませんでした。

 

続いて試した方法は、折れたボルトの頭を溶接でくっつけてレンチで外そうと試みます。接合部分はグラインダー平にしています。

溶接でくっつけた状態。レンチで外そうとしましたが、ガッチリ固着したボルトには敵わず外せませんでした。

レンチの力に負けて溶接が剥がれてしまい失敗しました。

 

最終的には、折れたボルトの中心に小さな穴を開けて、少しずつ太いドリルに交換して削りとりました。

 

ボルト除去完了。

少しずつ太いドリルに交換していき、折れたボルトは全て削りきりました。

 

タップを回す際に、マッドガードのステーが邪魔して回せなかったので、ディスクグラインダーで一時的に取り外しました。作業完了後に再度溶接で取り付けます。

 

タップは2本所有しており、狭い箇所でも取り回しやすくする為にハンドル左右約1㎝をグラインダーで短く削りました。

タップのハンドルがマッドガードのステーとタイヤにも干渉してしまうので短くしました。

画像上が山城のタップハンドルで標準のハンドルの長さ。下が新潟精機のハンドル、削って短くしました。


 

グラインダーで削って短くしました。

 

パッケージ正面。

 

パッケージ裏、説明書き。

 

 

ゆっくり時計回りに回していきます。

 

根本まで回していきます。

 

修復後。

 

ボルトはM10×50 ピッチ1.25。

 

根本までしっかり入りました。

 

ねじ切りの下穴寸法は下記画像を参照ください。

下穴に適したサイズは? だいたいネジの太さの7割くらいの大きさの穴を開けるといいと言われています。 例えば、1mm のネジ には 0.7mm の穴 といった具合。

ポイント

良い点

本製品は、ピッチ1.25がセットに含まれている。

ほとんどのタップ&ダイスセットはピッチ1.5のみです。1.25が含まれているので便利です!

 

気になった点

スライド式の収納ケースのフタを閉める時に内容物(タップ)に引っ掛かりやすい。

コツを掴んで慣れればスムーズに閉まります

 

ネット上の声

例えば10mmだと大抵のタップ&ダイスにはM10×P1.25がなかったりするんですが、このセットにはしっかり含まれています。

バイクのミラーのメスネジ穴が潰れたので、サイズアップして再生するのに使用しました。DIYで使用するには十分です。価格も安くコスパ良いと思います。蓋がスライドで外れやすいかな?と思いましたが、案外ずれにくく中身が飛び出して来ることもないです。

 

素人工作ならなんの問題もなく使えます。ダメ元で選びましたが、潤滑剤を使いながらの使用では何も問題なくネジが切れました。外国製のと比較すると、タップの感じが違う。くいつきが良く、精度よさそうなところが気に入った。

 

まとめ

ボルトは引っかかって回らなくなったら絶対に強引に回さないこと!折ってしまうと修復するのにとても苦労します。

かなりの力が加わって折れたボルトは、頑固に固着して今回作業したように簡単には取れません!

 

最初からタップハンドルを回すときに邪魔なマッドガードのステーを切り取って、折れたボルトの中央から、少しづつ太いドリルに交換して削りとっていく方法を最初からやっていれば作業時間を大幅に短縮できたと思いました。

今回使用したタップ&ダイスは、たまにDIYで使用するのに十分な実用性がありました。食いつきも良く切れ味も良かったです!気になった方はチェックしてみてください^^

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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